この記事に辿りついたあなたは、40坪程度の土地で「アパート経営」や「土地活用」を、ビジネスとして考えているのではないでしょうか?
実家の一軒家や空き地を相続すると、40坪程度の土地が手に入ることがあります。
土地を活用した方がいいとわかっていても、「どんなことができるの?」と思いますよね。
- 40坪で建てられるアパートは建てられるのか?
- 40坪でアパート経営が成り立つのか?
- アパート経営以外の土地の活用方法はないのか?
上記1つでも該当するあなたに、ぜひ最後まで読んでいただけるとうれしいです。
結論、40坪でもアパート経営は可能です。また、土地活用法はさまざまです!
40坪の土地でアパートは建つのか?
結論、40坪の土地でもアパート経営には可能です。
経験上、特に私は個人的に田舎でのアパート経営がおすすめです。
もちろん、都心よりも安く土地を購入することができますし、資金も安くすみます。
下記の記事では、「アパート経営をするための条件」と「メリット・デメリット」記入しているので、合わせてご覧ください。
40坪のアパートの間取りは?
具体的に「40坪」で、どのような間取りができるか気になると思います。
- 1K:4畳半で風呂トイレ付き、部屋の面積は約15平米。
- 2階建て:10戸の部屋を建てることが可能(廊下・階段といった共用部と併せて)
あくまでも一例にすぎないですが、40坪でも上記の間取りは可能ですね。
アパート経営以外に土地の活用方法は?
もちろん、アパート経営意外にも選択肢はあります。下記6つについて、詳しく解説していきます。
- アパート賃貸
- 戸建賃貸
- テナント経営
- トランクルーム
- ソーラー発電
- 駐車場
「都市部の40坪なのか地方の40坪なのか」で事情が全く異なるため、一概に「これがベスト」というようなことは言えませんが、各種土地活用の必要最低敷地規模の観点から検討価値の高い土地活用は以下の6種類と言えます。
①アパート賃貸
言わずと知れた、アパート経営。
手軽にはじめることができるため、相続税対策目的の土地活用では真っ先に検討すべき活用方法といえます。
ただし、物件や土地の入手、建築費といった初期投資が膨らんでしまいます。
周辺の1Kの家賃相場を調べ、それに戸数を掛ければ毎月の家賃収入が出るので、何年で投資を回収できるか試算して、投資規模を判断すると良いでしょう。
そのため、相続税や固定資産税等の節税を目的とした土地活用であれば、まずは賃貸住宅経営の可能性を検討するとよいでしょう。
②戸建賃貸
戸建賃貸とは、集合住宅ではなく一戸建て住宅を賃貸する方法。
子供がいるファミリー層にとっては、子供が出す声や騒音で周囲に気兼ねすることがなく、十分な広さを備えた戸建賃貸は人気が高いです。
またニーズに対して供給戸数が少ないことから、募集があればすぐに埋まってしまう「貸し手市場」となっています。
しかしオーナーの視点に立てば、同じ土地で一世帯にしか貸せない戸建てよりは、複数世帯に貸せるアパートの方が、より高い収益性が期待でき、空室発生時に収入が途絶えるリスク分散も実現できます。
実際にそのように考えるオーナーが多いため、現在はアパートの供給戸数が過剰気味になっています。
土地の値段が安い築古物件を手に入れることが出来た場合、リフォームをして戸建賃貸として貸し出すオーナーも最近増えています。
③テナント経営
テナント経営は、テナント貸し用の店舗を建築し、飲食業や物販業等のような比較的小規模な物件を探すテナントから、賃料収入を得るかたちの土地活用です。
当然のことながら、人口や人通りの多いエリアほど店舗への集客が期待できるため、オーナーにとっては有利になります。
一方で、人通りの多い道路沿いや商業集積地等、店舗需要があるエリアでなければ経営が成り立たないため、できるエリアが限定されるというデメリットはあります。
商業系施設の賃料相場は、住居系よりも高い場合が多く、規模により数千万円〜の投資にはなります。
ただ、利回りは10%〜20%程度で、高利回り期待できるのが大きな魅力ですね。
④トランクルーム
トランクルームは、物置のような収納スペースを設置して貸し出す「レンタル収納スペース」土地活用方法。
40坪程度でも、優秀なスペースが作れるのも大きな魅力です。
トランクルーム経営は大きく分けて、以下の2つの型式があります。
- コンテナ型:コンテナを並べただけのものや、廊下や階段を設置したコンテナ施設を建築する型式(主に郊外に多い)
- ルーム型:日当たりの悪い一階や空き部屋・空きフロア等の建物の一部を、ロッカーやパーティション等で区分して、貸し収納スペースとする型式(主に都市部に多い)
収納用のコンテナを設置するだけなので、初期投資が手軽でランニングコストもほとんどかからないのが魅力です。
しかし、周囲にトランクとして借りてくれるユーザーが住んでいる収容需要があることが前提になってきます。
⑤ソーラー発電
ソーラー経営は、その名の通り、ソーラーパネルを設置して、発電した電力を販売するものです。
郊外や田舎に狭小地を所有している場合は、ソーラー発電も有望な選択肢に挙げられます。
個人住宅の屋根の上でも可能なシステムなので、40坪のスペースでも充分事業化可能です。
概ねソーラーパネル1kWあたりの単価は40〜50万円程度です。40坪だと14kW程度になるので、600万円程度の初期投資になります。
土地の気候の条件等にもよりますが、40坪程度ですと年間400万円程度の収入になるでしょう。
⑥駐車場経営
シンプルに、土地を車の駐車場として貸し出する方法です。駐車できるよう、大きさに合わせて駐車区画割りし、区画毎に利用者へ賃貸します。
駐車場経営には大きく分けて「月極駐車場」と「コインパーキング」という2つの活用形態があります。
コインパーキングにおいては、集金や駐車管理システムといった設備を導入し、値段設定を行う必要があるため、専門業者に一括で委託することが一般的です。
それぞれのメリット・デメリットは、1つ前の記事で詳しく書いたので、合わせてご覧ください。
40坪でもアパート経営は可能!アパート経営以外の活用方法もあり!
今回は、「40坪でアパート経営は可能か?」や「土地活用法」を解説してきました。
- アパート賃貸
- 戸建賃貸
- テナント経営
- トランクルーム
- ソーラー発電
- 駐車場
こう考えると、一見そんな活用できなそうな40坪でも、使い方次第で、いろんな可能性が見えてきますね。
過去に別記事で「アパート経営に依存することは危険」をテーマに、土地活用を3つ厳選しえて、記事にしています。合わせてご覧ください。