アパート経営を行う場合、銀行からアパートの融資を受ける人がほとんどです。
ただ、初心者の場合にもったいないのが、多くの人が相場を知らず、金利を減らす努力をしていません。
これは大きな損失に繋がります。私の場合借りた額も大きかったので、1%変わるだけで総額300万円以上変わりました。
そこで今回は、下記2点に絞って解説してきます。
- アパートローンの金利の相場
- 金利を下げる3つの裏技
これからアパート経営を検討している方は特に必読です。少しでも参考になれたらうれしいです。
アパート経営における融資の金利相場は?
アパートを購入するための融資を「アパートローン」と言います。
アパートローン金利の相場は、ズバリ「約1.5%〜5%」の範囲で設定されていることがほとんど。
住宅ローンとは異なり、アパートローンは不動産投資のための事業用の融資。その為、若干相場は上がります。
また金融機関の種類によって相場が異なります。
- 都市銀行(1%〜)
- 地方銀行(1%後半〜2%後半)
- 信用銀行・日本政策金融公庫(3%台)
- ノンバンク(4%〜)
金利が低い銀行ほど、審査が厳しくなる傾向にあります。
審査される内容は、本人に返済能力があることとアパート経営の事業計画の妥当性によります。
アパート経営の金利を抑える方法は?
金利は低いことに越したことはありません。金利を下げる3つの方法を解説します。
- 自分の信用を上げる
- 銀行に交渉してみる
- 銀行を変えてみる
アパートローンの金利は銀行のホームページで確認することもできます。
1.自分の信用を上げる
審査の際、銀行はローンの返済能力を見ます。具体的には、下記です。
- 不動産収入以外から返済を返せる方法があるか
- 不動産経営についての知識があるか
- 他に資産を持っているか
1番は、大手の企業に勤めていて安定した給与が得られていたり、連帯保証人がいると有利になります。
さらに、不動産に関する資格を持っていたり、余裕資産を持っていることでプラスになることも。
2.銀行に交渉してみる
店頭で表示されている金利を鵜呑みにするのでなく、担当者に直に交渉を行うと金利が下がることがあります。
交渉のポイントとしては、下記の方法があります。
- 他の銀行の金利と比較する
- 事業計画の内容を説明する
- 購入しようとしているアパートの特徴をアピールする
- 不動産仲介業者と同伴で交渉する
単なるアパートではなく、入居者にとって「借りやすい特徴を持ったアパート」であることを説明できるといいでしょう。
「リフォームして賃料を高く設定できる」とか「設備面で入居者の利便性が高い」などの意義を説明できれば、交渉材料になります。
銀行に交渉なんてしていいのか、と思うかもしれません。
交渉は全く問題なく、試しに言ってみると安くしてくれるということも珍しくないので試しに言ってみるのは本当に大事です。
3.銀行を変えてみる
銀行によってアパートローンに対する考え方が異なります。
アパートローンや事業用融資に積極的な銀行は金利の引き下げを検討してもらいやすいです。
これは同一銀行の支店や担当者にも言えます。
支店や担当者によってもアパートローンに対する考え方が異なるのです。
大きな企業を融資先として担当している支店は、アパートローンに対する関心は薄れます。
しかし中規模や地元の事業に力を入れている支店であれば、融資の最終判断をする支店長の決裁はおりやすくなり、金利を引き下げる交渉を行うことも可能になります。
変動金利か?固定金利か?
アパートローンの融資は、「変動金利」か「固定金利」かは、自分で選択が可能です。
「変動金利」は時期によって金利が変わるリスクがあるため、「固定金利」よりも低い金利で設定されています。
両者の金利差が大きなものでないのであれば、「固定金利を選択」しておいた方が事業計画は立てやすいでしょう。
まとめ:アパート経営の金利目安は「1%台」を目指そう
今回は、アパートローンの金利相場と、相場を下げるための方法を説明してきました。
- 自分の信用を上げる
- 銀行に交渉してみる
- 銀行を変えてみる
言うまでもなく、少しでも金利は減らせると大きいです。ぜひ、1%を目指してみてください!
私もアパート経営時に融資を受けましたが、その金利は「1.85%」でした。※印紙代など細かなお金は別途かかりますが少額のため省いています
融資金額が大きかったため、1%変わるだけで総額300万円以上変わってしまうので、本当に1%台に抑えることができてよかったです。