アパート経営は20年、30年と続く長期の事業。経営を始めるにあたり、「間取りの選択」も悩みの種の1つです。
かつては、単身者orファミリーとざっくりとしてましたが、今は年齢やライフスタイルなど、それぞれにあった間取りや設備があります。
そこで今回の記事では、「人気の間取り」をテーマに下記について綴っていきます。
- 間取りの種類と特徴
- 人気のある間取り
- 単独者・ファミリーに合う間取り
結論、やはり「どのターゲットに向けて建てるのか?」は重要になってきます。
間取りの種類と特徴
間取り図を見ると、「3LDK」のように間取りが書かれています。
改めて紹介すると、間取り図で主に使われるアルファベットは、R・K・L・D・Sの5つです。主流の3つはこちら。
- R:部屋とキッチンの仕切りがなく一体化している間取り
- K:キッチンのこと。1Kはダイニングルーム・キッチンを示す
- L:リビングのこと。1LDKは1部屋キッチン・ダイニングルームと居間が一緒になった広いスペース
一般的に、ダイニングキッチンの広さは、4.5~6畳くらいであることが多いです。
キッチンが広いため、居住空間と食事をするところを別にして使うことができます。
LDKは「リビングダイニングキッチン」で、最もキッチンのあるスペースの広い仕様になっています。
ダイニングキッチンからは、8畳以上のところが多くなりますので、かなりゆとりのあるスペースになります。
人気の設備は?
「間取り」一言で言っても、「単身者向け」と「ファミリー向け」よってニーズは変わっていきます。
ただ、単身者・ファミリー向けともに、共通する人気ポイントが3つほど。
- ゆったりとバスルーム
- テレビモニター付きインターホン
- システムキッチン
詳しく見ていきましょう!
①ゆったりとしたバスルーム
お風呂に浸かる文化である日本。日頃のお供であるバスルームは、ゆったりと広目が人気です。
ユニットバスよりも、お風呂・トイレは別が言わずと知れず人気ですね。
②テレビモニター付きインターホン
モニター付きだと、やはり安心。
「オートロック」が付いてない場合、特に女性の場合、防犯も兼ねて最低でもモニター付きを選ばれるケースが多いです。
③システムキッチン
すぐに調理器具に手の届く配置ができ、機能性が高く掃除もしやすいのは、システムキッチンの特徴です。
キッチンは可能は便利であればあるほど、料理の幅が広がります。
一度使うと普通のキッチンに戻れなくなってしまうほど便利なため、入居者の方からの人気も非常に高い設備です。
一口コンロなのか、二口コンロなのか。はたまた、グリル付きなのか。その点も加味して、考えましょう!
単独者・家族向けにとって人気のある間取り
ではお待たせいたしました。人気の間取りについて書いていきます。
単身者とファミリーによっても、選択する間取りのポイントは変わってきます。
- 単身者に人気の間取り・設備
- ファミリーに人気間取り・設備
上記の内容について、詳しく書いていきます。
①単身者に人気の間取り・設備
- 広めの1LDK、1DK
- 防音性の高いプライバシーを守る部屋
- 高い場所まで収納できる設備がある
単身者に人気の間取り・設備です。収納性の高い設備は部屋を広く使えるので、人気があります。
社会人数年目の独身の場合、1Rや1Kだとちょっと物足りなさを感じる場合があります。もう一部屋ほしいもの。
社会人をターゲットにして考えた場合、人気があるのはリビングのほかに、もう一つ部屋あるタイプです。
しかし部屋数が多くなってなればなるほど、家賃も高くなります。単身者社会人は、自分が住む部屋にそれほど、高い家賃を避ける傾向が。
そう考えると、1DK~1LDKタイプの物件が1番独身社会人に好まれる物件ということになりあす。
②ファミリーに人気の間取り・設備
- 最低でも2DK
- 広めのキッチン
- リビングオール電化
ファミリーに人気の間取り・設備です。賃貸アパートの場合、キッチン設備が不十分というだけでファミリーにとって不満が出るということがあります。
2DK以降の間取りというのは、やっぱり一人暮らしの人向けではなく、カップルやファミリー層が好む間取りです。
逆に言えば、キッチンが充実しているとそれだけで住み続けたい部屋となります。リビングに関しても同様です。
まとめ:ターゲットを決めて間取りを決めよう!
今回はアパートの間取りを検討する上で、人気のある間取りについて解説しました。
入居者の細かなニーズに答えることが長期的な入居につながり、オーナー・入居者の双方にメリットのあるアパート経営が実現できます。