アパート経営

アパート経営における土地選びのコツとは?

土地選び

アパート経営を始めるにはまず土地が必要です。
土地選びを失敗すると、その後のアパート経営で入居者が入らず苦労するということも。

アパート経営で土地のことが分かれば、入居希望者が絶えないアパート経営も不可能ではありません。
今回はアパート経営で重要な土地選びの方法について解説します。

アパートは時間から1時間圏内で探す

特にはじめての土地選びの際には、自宅から1時間圏内で選ぶことが重要です。
副業でアパート経営を考えている場合は、本業の合間にアパート経営をすることになります。
いくら利回りがよいといっても、アパートが自宅から電車で2時間という遠い土地にあると、アパートの様子を見に行くのが難しくなります。

また、アパートでトラブルがあった際に最低でも2時間近くかかってしまい、すぐに駆けつけることができません。
トラブルの際に駆けつけられないと、入居者との信頼関係に傷がついてしまいます。
「もう少しでいい土地がある」という場合でも、はじめの1棟目は自宅から1時間圏内でアパートを探したほうがよいでしょう。

アパート経営で選んではいけない土地とは

アパート経営の土地選びで絶対に選んではいけない土地は「入居者にとって使い勝手の悪い土地」です。
入居者にとってアパートは「生活拠点」です。生活拠点周辺で交通や生活が完結することが理想的ですよね。
そうすれば大きな宣伝をしなくても、入居希望が途切れることはないでしょう。

逆に入居者が「住みづらい」「使いづらい」と思ってしまう土地だと、入居者を集める際にかなり苦労します。
使い勝手の悪い土地は具体的に以下の通りです。

駅から遠い土地

駅から徒歩10分以上かかる土地は体感的に遠いと思われてしまいます。
都心でアパート経営を目指すなら、駅から10分以内の土地を探すことが重要です。

特にワンルームアパート経営を考えているなら、交通の便がいいかどうかをチェックしましょう。
複数の線路が交差している駅周辺は、ターミナル駅になっており入居者のニーズが高いのでおすすめです。特急が停まる前後の駅も、入居希望者がアパートを探すエリアとして人気が高いです。

物件と自宅の距離があると管理業務を自分で行う場合に大変なので、まずは自宅から1時間圏内の駅から10分圏内にある物件を探すとよいでしょう。

近所にスーパーやコンビニがない土地

自宅から1時間圏内の駅に有望なアパート物件がない場合は、スーパーやコンビニの有無を確認しましょう。
特に単身者向けのアパート経営を目指す場合、近所にスーパーやコンビニがないと入居者に選ばれにくくなります。
ワンルームに入る入居者は以下の方が一般的です。

  • 一人暮らしの大学生
  • 独身の会社員やOL
  • 単身赴任者

ワンルーム向けのキッチンは一口コンロであることが多く、本格的な料理を作るには向いていません。
一人暮らしでは、食事はコンビニやスーパーで購入することが多く、生活必需品を購入するライフラインだといえます。
駅周辺や通り道にファストフードやレストランがあるとなおよいでしょう。

ファミリー向けのアパート経営でも、周囲にスーパーがなければ使い勝手の悪い場所となってしまいます。
郊外でアパート経営を目指すなら、自家用車を持っていることを見越して、駅よりも大型スーパーが近くにある土地を選びましょう。
バスで10分や電車からに乗り継ぎがあるような場所でも、周辺にスーパーなどが充実していれば、入居者が選んでくれる可能性があります。

都心から離れている土地

アパートから都心へのアクセスが悪いと、それだけで入居者希望者が減りかねません。
アパート週辺から都心へのアクセスがしにくいと「不便だ」と入居者が感じて離れていく可能性があります。
都心へのアクセスが良いかどうかを、実際に検討している土地から都心へ行き確認してみるのもいいでしょう。

地方での土地選びでは、鉄道駅だけでなく「都心への高速バス」があるかどうかも検討材料になります。
土地選びをするなら、都心へのアクセスについても確認しましょう。

地震の被害がある土地

アパート経営での土地選びの際には、以前に地震被害があったかどうかを確認するのも重要です。
地震で津波が起きたエリア、液状化が起きたエリアなどは入居者が集まりにくいだけでなく、実際の震災でアパート全壊などの被害に遭う可能性があります。

せっかく手に入れたアパートが震災の被害で壊れてしまったら嫌ですよね。
入居者を震災の被害に遭わせてしまうのも申し訳なくなってしまいます。
前もって地震情報を手に入れるときには、「地震の震度被害マップ」「地盤被害マップ」「地盤被害(液状化)マップ」を参考にしましょう。

おすすめの土地は消去法で選ぶ

アパート経営で土地を探すコツは「マイナスポイントのある土地を避ける」ことです。

土地の取得やアパートの建築費用は数百万円かかります。
焦って入居者が集まらない場所を購入する事態になれば、月々の返済に苦労します。
マイナス材料の多い土地は、思い切って選択肢から外しましょう。

土地選びは長期で探すのがおすすめ

土地選びは、管理面などから考慮すると、今住んでいる場所から探した方がいいです。

マイナス点のない理想的な土地を探すとなると、どうしてもハードルが高くなってしまいます。
自宅から1時間圏内の中で探すことになるので、すぐには見つからないでしょう。

不動産屋におすすめの土地を紹介されてもすぐ契約せず、「もっと希望にあったよい土地が見つかるはず」とのんびりとした気持ちで土地選びをしましょう。

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